あとがきです。
この長い話にお付き合い下さりありがとうございます!
『月の光』を書いた後、ストイックな雑渡さんを書いた反動から、どうしても「雑渡さんが伊作を甘やかす話」を書きたくなって、気がついたらこんな話になってました^^;;甘やかすっていうかなんだかなー。この話の伊作はかなり天然ですね。でも、この伊作がやたらとウブなのは、他の六年生が(文次郎のために)守ってたからです。この話の留三郎は、伊作に恋愛感情があるのか否か微妙なところですが、とにもかくにも伊作を大事にしてます。どんな話であれ、留三郎が伊作を大事にするのは、私の中ではデフォルトです。
でもこの話、まだ終わってません!第一部完、みたいな。ていうか、まだ気持ちを伝え合ったばっかりですから、この後ちゃんと(?)幸せにえっちいことをしてくれないと伊作が可哀想だと。
だからこの話、続く筈なのですが……いかんせん、どんな話になるのか、自分でもよく分かりません^^;;えろシーンの構想だけはあるんだけどな(ヲイ)。
もう読んでお分かりだとは思いますが、紅朱熱は私の捏造した病気です。圭皮もウソです。実際に漢方でよく使われるのは「桂皮」です。薬を飲みさえすれば治るなんて、そんな都合のいい病気はないだろうと、はしかを元に、もっと感染力の弱そうな病気をイメージしました。
ともあれ、長々と(こんなところまで)お付き合い下さり、ありがとうございました!
この話の続きを、いつかお届けできることを祈りつつ……。お届けできたらいいなあ(^^;;